組合概要

　この度、令和3年5月13日の通常総会において、前理事長山城　正溫氏の後任として宮城県自動車車体整備協同組合の理事長に就任することとなりました。

　顧みますと、平成23年3月11日に発生した「東日本大震災」から今年で丁度10年を迎えますことも感慨深い思いです。
特に震災当時の組合員数は75社でしたが、その後は転業や廃業等により現在の組合員数は54社まで減少し、組合を運営していくにあたっては大変厳しい環境になっております。

　また、本業界での数々の課題に加え、令和2年４月１日に施行された「特定整備制度」によって従来の「分解整備」に加え「電子制御装置整備」が新たに加えられたことも新たな課題となっております。

　今般、このような厳しい状況下で、組合のかじ取りを任されたことに不安はありましたが、他の役員を始めとして多くの組合員の方々及び若手経営者の皆様からの激励の言葉もあり、微力ではありますがお引き受けすることにいたしました。

　このような中にあって、本組合が会員企業の活力の源泉として、役割を果たして行き、さらに、我々の業界を支えて頂いているお客様にいかに信頼、信用して頂けるかを築いていくことができるかが最大の課題であります。

　今後、本組合の使命を果たして行くためには、一つは組合事業としての高度技能研修や各種の技術研修を行い優秀な人材を養成していくこと、二つに先端技術情報や規制強化や緩和等の情報をいち早くお知らせする情報提供事業が重要と考えております。

　また、これらの様々な情報を業界としての調査研究していくことも併せて実施していきたいと考えております。
加えて、次代を担い、今後の本業界を支えていく若手経営者を応援し育てていくことも組合として必要ではないかと考えております。

　最後に、今後の組合運営にあたっては会員や関係機関、そして顧客の皆様方からのご意見、ご要望を真摯に拝聴しその中から、必要な組合活動を選択して実効ある事業の推進を図って行くことが最重要と考えております。

　このためにも、全国の45組合とその連合会の皆様方と共に積極的に活動していく覚悟ですので皆様方には引き続き、ご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げご挨拶と致します。